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「日本人は記者泣かせ」

「日本人選手は記事にならない」ソルトレーク五輪の記者からこういう声が聞かれるらしい。
「頑張ります」といったお決まりの言葉しか返ってこないので記事にするのに苦労するという。
欧米の選手のように感情をストレートに出したり、自分の考えを主張するのはあまりよいことではないと考える国民性によるものだろう。

それはそれでよいと思うが、ただその習慣に慣れてしまい、いつのまにか自分の考えというものがなくなってはいないか。

昔流行った次のアメリカのジョークはそのことを象徴しています。
タイタニック号が沈んでいくときに、子供と女性を助ける為、世界各国の男性に海に飛び込んでもらう説得をどのようにするかというものです。まず、イギリス人には「あなたは紳士の国の人ですから」といいますと、俺は紳士だからと言って飛び込みました。アメリカ人には、「いま飛び込めばヒーローになれますよ」といいますと、俺はヒーローになるぞと言って飛び込みました。ドイツ人には「飛び込むのがルールになっています」と言いますとルールだったら仕方ないと言って飛び込みました。
日本人にはどう言ったらいいか、みんな判らなくて散々議論した挙句「みんな飛び込んでいます。いま飛び込まないと仲間はずれになりますよ」とささやきました。すると日本人は「みんながやっているのなら仕方が無い」といって慌てて飛び込みました。

(K.T)