個人であろうと、大手監査法人であろうと、監査の質を維持するためには、もっと時間をかけて、もっと高い報酬であっていいと思っています。
ですから、この質問は「大手監査法人と比べて、個人事務所の場合それより低い報酬でできるのはなぜですか?」という質問に置き換えさせてください。
1、超一流の場所、超一流の建物を賃借し、会議室や理事長室、代表社員の個室、秘書室、等々グローバルな世界企業相手の仕事をする上での施設等その風格を維持するコストが莫大にかかっていること。
当公認会計士事務所の場合は、税理士法人と同じ場所ですのでこれらのコストが
かかりません。
2、内部審査専担公認会計士や、営業専担当公認会計士、事務局部門、秘書部門、開発部門等の高給を得ている間接人員にかなりのコストがかかっていること。
当公認会計士事務所の場合は、審査は外部委託でその数も少ないですし、税理士業務のウエイトが高いので、公認会計士業務にかかわる間接人員はコスト負担がほとんどありません。
3、大手監査法人の場合は、公認会計士協会の役員(4、5人)や委員長等、協会業務のウエイトの高い高報酬の公認会計士を沢山雇用しています。中には、監査法人のクライアントの監査業務には関与せず、公認会計士協会の業務だけに専念している人もいます。(もちろんこれらの業界活動が法人の業務に深くかかわる部分があることと業界発展のためには必須の仕事です)
当公認会計士事務所の場合は、私自身が手弁当で協会活動を行っていた時期もありましたが、当事務所所属の勤務公認会計士を協会活動のみ専担させるゆとりはありませんので、これらのコスト負担はありません。
以上のいくつかの理由によって、大手監査法人の監査報酬に比べたら、個人の監査事務所の報酬は、低くしても採算がとれるということです。 |