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「聖域」

「巨人軍には巨人軍独特の何人(なんぴと)も踏み入れられない聖域があります。私は15年間、それを肌で感じ、守ってきました」原辰徳、現読売ジャイアンツ監督の引退セレモニーでの言葉です。

ここでいう聖域とは、巨人軍の4番を指しています。 ファンの期待を一身に背負い、マスコミに叩かれ、巨人軍歴代4位の1,066試合4番に座った男の言葉です。
原辰徳の上3人とは、川上哲治、長島茂雄、王貞治。この伝説の3人と比べられ、チャンスに弱い、打率が低い、長打力がない、右に打てない、迫力がない、ワンアウト2、3塁でショートフライ、ワンアウト1、3塁でショートゴロゲッツー…。などとケチョンケチョンに揶揄されながらも、1,066試合で打率279、本塁打255本、729打点という素晴らしい成績を残したのです。

その彼が引退の際に吐いた「聖域」という言葉…。巨人軍の4番とはそれほど重圧のかかるポジションなのです。(ほんの何試合か4番を打った選手は大勢いますが、そんなのは4番を打ったとは認めない)
その4番に140試合全イニング座り、フルスイングを繰り返し、打率334、本塁打50本、107打点という驚異的な数字を残した男が松井秀喜です。巨人軍史上5人目の真の4番打者に成長した松井秀喜は、開幕前から三冠王獲得を公言し、打率2位、本塁打、打点の2冠王を獲得。しかし、稀に見る際どさで三冠王を逃がしました。
その首位打者争い…打率を松井の上にあげ、その後の試合を途中出場したり、途中で引っ込んだり…あげくに代打で出てきて送りバント…なんだそりゃ(冷笑)そのバントがヒットになったりして(大笑)そのあげくに「今期は全試合出場しました」…と、言い放つ男、福留孝介。彼を首位打者とは永遠に認めない(人として)。そしてその中日監督、山田久志。福留の起用法について、「これで福留が首位打者を逃がしたら、俺が笑われるよ」…首位打者取らせて笑われてるよ!(失笑)あんたの生涯一度の首位打者獲得のおかげで、松井が想像を絶するプレッシャーの中で獲得寸前までいった三冠王を逃がす…。後に三冠王を獲得する選手は現れるでしょう(多分外人)。しかし、巨人軍の4番打者として三冠王を獲得する選手はもう二度と現れないでしょう…。王、長嶋の後、ついに現れた真の後継者。その松井を見ることが出来るのもあとわずか…。

最後に日本シリーズの予想など…

私の個人的私見ですが、パリーグの地盤沈下は著しいと思われます(超一流選手の海外流出も拍車)。パリーグからセリーグに移籍した選手が軒並み低調な成績なのもその理由。(落合、山沖、石嶺、石井浩、星野、片岡、アリアスなど等)。
松坂、石井は間違いなく打てる。問題は西口と張だが、この二人から1勝出来れば、4勝1敗で巨人でしょう。(しかし西口と張を打つのは厳しいか)

…監督就任後、「ジャイアンツ愛」という言葉を連発し、長嶋前監督の野球を踏襲すると公言し、周囲の冷笑を買っていた原監督だが、フタを開ければ巨人軍の歴代監督史上最高(と思われる)の采配を見せています。
セリーグ優勝後、原監督はインタビューを受け、「夢は叶いましたか?」と聞かれ、「まだ夢のプロローグにすぎない」「私の夢には続きがある」と言い放ちました。 この言葉は巨人軍伝説のV9を抜くV10を指していることは明白です(と筆者は勝手に思っている)…
(全て筆者の私見であります)

(2002.10.25 T.K)