会長の部屋

CHAIRMAN'S ROOM

「いちゃりばちょーでぃ」東京税理士界 18年7月1日発行

18年7月、東京税理士界の新聞の随筆欄が初めてカラー化されその第一号の記事に取り上げられた時の画像です。
文章は「ダウンロード」をクリックしてご覧下さい。

ダウンロード

「友達の友達は、皆友達だ」。このことを沖縄では「いちゃりば(一度会えば)ちょーでい(兄弟)」と言います。
仕事に全く関係のない、「気心のあった知り合い」ってありますね。
このような関係の人達が、付き合い始めるとどうなると思いますか?


いちゃりばちょーでぃ

東京税理士界(18年7月1日発行) (渡辺俊之 芝支部)

「友達の友達は、皆友達だ」。このことを沖縄では「いちゃりば(一度会えば)ちょーでい(兄弟)」と言います。
仕事に全く関係のない、「気心のあった知り合い」ってありますね。
このような関係の人達が、付き合い始めるとどうなると思いますか?
「知り合い」からすぐ「友達」になりますね。共通の趣味とか共通の話題でいいんです。
そのような人間が集まると、すぐ友達の友達は、皆友達です。
全く初対面でも、どんどん輪が広がります。全国にそして世界に広がっています。
そしてこれは年齢差、性別の差、社会的地位の差を超えて広がるんです。

私の仲間達は、これに加えてドンチャン騒ぎが好きで、泡盛飲むのが好きで、人間好きだから、すぐ群れたがり、歌も大好きで、酒が入って音があれば最後は踊り出します。
私の場合の共通の話題は、「沖縄」です。料理・音楽・泡盛・海・特に沖縄の唄三線です。
最近は八重山地方の古典音楽の唄三線にはまっています。
土曜日になると稽古に馳せ参じますが、必ず稽古の後は反省会と称して飲み会になります。
稽古に行かなくても、自分の娘や息子と同年齢の仲間から携帯メールに連絡が入ります。

このような付合い方は、同業者との突合い、関与先との付合い、職場での付合いでは絶対にあり得ないでしょうね。
男も女も、年齢差も、社会的地位の差も関係なしに、お互い沖縄音楽への取組方やら組織論を議論することもあり、年長の私も叱られます。

練習の成果は、港区民祭り(写真1及び2)や、お花見(写真3)忘年会等で披露されます。
私の属する六本木しま唄の会(私はその中の「東京やいま唄会」で活動)の忘年会はそれは凄いことになります。
100人ぐらい集まり、20数組のユニットが、次から次へと、延々4~5時間に及び様々な芸の披露です。皆これに命をかけているんじゃないかと思うくらいコスチューム等に懲ります。
国や地方の役人、超一流会社のサラリーマンやら、仏語通訳、翻訳家、IT関係、プロカメラマン、
コンサルタント、最近文学界の新人賞を取った作家の卵もいます。
とにかく面白くて粋でカッコよい仲間です。